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11月フォーラム「誰もが共生できる社会を実現する名古屋フォーラム」開催のご報告

2020年11月14日(土)、ウインクあいち大ホールにて、11月フォーラム「誰もが共生できる社会を実現する名古屋フォーラム」を開催いたしました。

本フォーラムは、名古屋市・名古屋市障害者スポーツセンターとの共催にて開催いたしました。

名古屋市主管の第1部は、車いすダンス名古屋 ビバーチェによるオープニングアクトで幕開け。「This Is Me」「Uptown Funk」の2曲にのせて、車いすダンサーたちによる素晴らしいダンスが披露されました。

続いて、河村たかし名古屋市長が登場。ウズベキスタン共和国タシケント市とWEBでつなぎ、ウズベキスタンパラリンピアンのノルベコフ選手との対談を皆様にお聴きいただきました。名古屋市は、タシケント市と「観光・文化交流」分野におけるパートナー都市協定を締結しています。

河村市長からは、自身がウズベキスタン共和国を訪問されたご経験に基づき、ユーモアを交えながら、同国の魅力をご紹介いただきました。ノルベコフ選手からは、「障がいのある人・ない人にかかわらず、皆が同じように生活できる社会をつくることは、私の夢でもある。また名古屋へ行くことも楽しみにしている。」といったお話をいただきました。

名古屋青年会議所主管の第2部では、パラ陸上100mアジア記録保持者である、パラ陸上アスリートの井谷俊介氏が登場。名古屋おもてなし武将隊の織田信長氏のコーディネートのもと、「健常者から障がい者になって体感した事例」・「スポーツを通じて得た特別な経験」というテーマでお話しいただきました。

井谷氏からは、「義足を見た周囲の人から、怖いものを見るような目で見られるのが辛かった」といったご経験や、「スポーツに出会って価値観が変わった」・「初めて義足で走った時に感じた風を切る感覚がとても幸せに感じた」といったリアリティあるお話をいただきました。

本フォーラムでは、YouTube上でリアルタイムの質問を受け付けました。「身近な人が障がいをもち、前向きになれない人へ向けてメッセージを」という質問に対し、井谷氏からは「まず受け容れてあげることが大切」・「困っている人がいたら、声をかけてあげて欲しい」とメッセージをいただきました。

第2部後半では、名古屋青年会議所が継続して実施している海外交流事業「3G-Project」に参加された学生の皆様にもご登壇いただき、3G-Projectで得られた経験や学びについてお話しいただきました。学生の皆様からは、「オンライン上で世界中の学生たちと、SDGs等の国際的な社会問題について話し合うことができた」・「Instagramを使って、コロナ禍における国内外のポジティブな活動を紹介している」・「コロナ禍で困っているのは自分たちだけではなく、世界中の子供たちが同じように困っていて、世界はつながっているということを実感した」・「多様性を理解し合うということがとても重要だと感じる。意識をもって発信していくことが大切」・「自分とは違った意見や考え方をもつ人がいることを学ぶことができて良かった」・「自分たちはまだ若く、世界で活躍できる可能性があると感じている」といった、とてもポジティブなお話をいただきました。

フィナーレでは、「上を向いて歩こう」の合唱動画が披露され、閉幕となりました。

なお、本フォーラムはYouTubeで全編ご視聴いただけます。